下肢静脈瘤の手術を避けるために日頃の生活習慣を見直して予防しよう

下肢静脈瘤は、足の静脈の中に瘤ができて血がそこから止まってしまい、体に異常が起きる病気です。症状が分かりやすいのは風呂上りなので、毎日チェックしていれば軽症で済むかもしれません。
軽いものだと自分でマッサージして治したり、瘤に細胞を収縮させる液体を直接注射したりすれば、治ります。しかし、ひどいものになると、手術が必要になってきます。また、簡単な治療は再発する可能性が高いので、再発防止のために手術をする場合もあります。
手術では、静脈を切断したり、取り除いたり、静脈の内側の膜をレーザーやラジオ波で焼いたりなど、瘤自体を体内から消す方法が取られます。
でも、瘤を消したからといって、二度と瘤が現れないとは限りません。瘤ができやすい人もいます。体質が原因の人は、瘤とうまく付き合っていかなければいけませんが、そうでない人は瘤を予防できます。瘤自体を作らなければ、治療費もかからなくて済みますし、何より痛い思いをしなくて良くなるのです。
その予防法は簡単でお金もほとんどかかりません。ずばり、生活習慣の見直しです。これを見直せば下肢静脈瘤を防げるだけでなく、ほかの病気も防げます。もし、すでに瘤ができていても、その悪化を防ぐこともできます。静脈の壁が薄くならないと瘤は発生しません。ヒールの高い靴を履いたり、同じ姿勢で立ったりしていると足に負担がかかります。そうすると足の血管が圧迫され、血管が曲がり、そこから血が通らなくなり血が溜まっていき、静脈の壁が薄くなり瘤ができます。
女性はあまり運動をしない上、おしゃれなハイヒールを履くことが多いので、女性患者数が男性患者数を数倍上回っています。
足の血の巡りを良くすることが一番重要です。そこで、大事になってくるのがふくらはぎの筋肉で、そこは、足の血液を心臓に送ったり、逆に心臓からの血液を足に送ったりする足の血液循環機能をつかさどる大切な部位です。
ハイヒールを履く日よりスニーカーを履く日を多くして、スニーカーを履いている日は特に、ふくらはぎの筋肉を動かすことを意識して歩くのがベストです。仕事の都合上、ハイヒールを履かなくてはいけない人は、出勤時と帰宅時だけでも、スニーカーを履いて移動し、休日は積極的にスニーカーを履くようにすれば良いと思います。あと、スキニーズボンなどのぴったりとして足をを締め付けるものはあまり着ない方が良いです。そして、寝ているときは足の位置を体より少し高くして寝ると足と心臓の血液循環が促進されます。ちょっとした心遣いで下肢静脈瘤は予防できるのです。